日本でウエイトトレーニングが根付かなかった理由を考えてみた
2019/07/10
こんにちは。LAMUDAトレーナー山岸です。
今やボディメイクやアスリートのパフォーマンスを上げるために、必ずと言っていいほど行われているのがウエイトトレーニングです。
しかし、以前から日本ではウエイトトレーニングを行うと、身体が硬くなる、動きが悪くなるという風潮がありました。
ウエイトトレーニングは正しく行えば身体の柔軟性が向上し、筋力が上がり動きの質が良くなります。
良い例として、世界のトップアスリートは全員と言っていいほど、ウエイトトレーニングを行っています。
野球の大谷選手やダルビッシュ投手も積極的にウエイトトレーニングを行い成果を残しています。
その他にも、日本でウエイトトレーニングが嫌われていた理由としてボディビルが関係していると思います。
彼らの身体を見て、ウエイトトレーニングを行ったらムキムキになってしまうと思ったり、身体に良くないような噂を聞いたなどの理由があるようです。
しかし、そう簡単に彼らのような身体になれるはずもありません。
特に女性であれば男性に比べ、テストステロンの分泌が少なく、筋肥大効果を得るためにはより大変になります。
女性はどちらかというと引き締め効果のほうが強いです。
彼らボディビルダーはそれこそ血のにじむような努力を何年も繰り返し、極限状態まで食事制限をして初めてあの身体になれるのであって、一般の方があの身体を手に入れようと思ってもまず無理でしょう。
ゆえにウエイトトレーニングに対する日本の考え方は、誤解が多かったと言わざるを得ないでしょう。
また日本のスポーツや体育の教育の在り方にも問題があります。
スポーツ系の部活動では毎日走りこみなどのきつい練習を2時間も3時間も行って、疲労困憊になって家に帰るなんて当たり前でした。
しかし、2時間も3時間も走りこみを行って、果たして本当に効果があるのでしょうか。
精神力をつけるといった教育の立場もあるようですが、メンタルトレーニングにも適切な方法があります。
科学的に裏づけされたトレーニングを行うわけではなく、ただ昔からやっていたからという理由で無駄な練習を強要する部活動は、子供たちが大人になってからのトレーニングに対する正しい理解を損ないます。
ジムに行くと、圧倒的に有酸素運動を行っている方の割合が多く、ウエイトトレーニングの方法がわからず思うように成果が出ない方を今まで何人も見てきましたが、これは日本のスポーツや体育教育の弊害のようにも感じます。
だからこそ、これがパーソナルトレーナーの需要に繋がっているひとつの理由でもあるわけなのですが・・・。
日本でも教育課程の中で、ウエイトトレーニングを取り入れてほしいものですね。
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